ハウスメーカー選びに費やす日数は、2~4ヶ月であることが多いそうです。
では、私がなぜ住宅会社選びに8ヶ月も要したのか。
今回は、ヤドカリマンこと私について
少しお話しさせてください。
目次
1.優柔不断な性格だった
もともと、石橋の上を叩いて渡る性格でした。
叩いてから行ったり来たりウロウロして、あるとき突然ダッシュで渡ります。
靴や服を買うときも、調べてから買います。
5000円でも調べるのに、5000万円のものを買うとなったら、単純計算1万倍は調べなければ!
そう思って、営業さんや知人に聞き、ネットや本で調べまくりました。
安心材料が一定数たまったら、即決するタイプなんだと思います。
難儀な性格だ!
2.家づくりに興味があった
私はもともと住環境を整えるのが好きでした。
学生時代に住んでいた賃貸の時も、こだわりの家具を見つけてきたり、空間を広く見せる配置を考えたりしてきました。
今回の家づくりにおいて、私が時間を忘れていろいろ調べられたのは、楽しかったからだと思います。
人生で3回くらい家が建てられたらなあ!
3.シックハウス症候群
最後がこれです。
これが唯一、家づくりで憂鬱でした。
私は化学物質過敏症で、いわゆるシックハウス症候群です。
ホルムアルデヒドなどのVOC(揮発性有機化合物)が苦手なのですが、家づくりにVOCは切っても切れない関係にあります。
VOCは至る所に
例えば、柱や板は強度を上げるために木を組み合わせているのですが、その際に合成接着剤を使います。
この合成接着剤はホルムアルデヒドが含まれていることがあります。壁紙、塗料、家具、、、今や至る所にVOCが発生する材料が使われています。
国土交通省が定める建築基準法の中に、ホルムアルデヒドの規制はあるのですが、私はその基準値以下の建材を使っていても、喘息の症状が出ます。
シックハウス症候群の方の家づくりのハードル
家づくりにおいて、この基準を満たすハウスメーカーを選ぶことが、一番高いハードルでした。
そもそもどの化学物質に反応を示すか未知数
揮発性化学物質と200種類以上あると言われています。
私は、ホルムアルデヒドに対しては確実に症状が出ます。
しかし、その他の物質を一つ一つ試すことも難しく、自身がどの物質に対してアレルギーを起こすのか、知り尽くすことは困難でした。
その場ですぐ症状が出るわけではない
私の場合、VOCの濃度が高いと、すぐに喉が乾燥しイガイガします。
しかし、濃度が薄いと数日、数ヶ月で徐々に症状が現れる場合もあります。
もっと薄くなれば全く症状が出ないのですが、その加減がわからないのです。
ほとんどの人が詳しくない
ハウスメーカーの営業さんはもちろん、設計士さんも、
シックハウス症候群に関して、全く知らない方、良くてネットの知識がある方がほとんどでした。
家づくりは多くの建材を用います。
壁紙1枚、釘1本に至るまで様々な企業で作られています。
その材料、そのVOC数値を全て調べ上げることは、ハウスメーカーであっても不可能です。
「また振り出しか。」
私たちのコンセプトにあった家づくりをしているメーカーもたくさんありました。
しかし、話を聞くと化学物質過敏症の方の家づくりを経験されてなかったり、モデルハウス見学時に症状が出てしまったりしました。
そのハウスメーカーの家づくりについて、自分なりにたくさん調べてから話を聞きに行っただけに、また探し直すのはショックが大きかったです。
家を建てるのが夢であった妻にも、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
4.何千万の借金をする家づくり
時間を掛けて、何千万の借金をしてまでする家づくり
それは人生を豊かにするためであるべきです。
苦しい思いをするなんて絶対に間違っています!
みなさんには絶対に後悔してほしくないし、
家づくりが楽しい思い出であってほしいと思っています。
このブログが、過去の私のように困っている方のお役に立てば幸いです。
そのためには、多くの方に読んでもらえる記事を書かねば!
続けていきたいと思います。
今回は自分語りで、有益な情報が無いにもかかわらず、
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!